今回の旅行も一応、調査旅行だったので、調査っぽく、ホテルインスペクションを行う。
カステルメッツァーノにはホテルが2軒しかなかったけど、1軒はお休みだったので、
必然的に開いてるホテルへと向かう。
南イタリアの良いトコロは日本語の情報が少ない事!
なので、調査の収穫がすんごくデカイです。
ホテルに伺うと、ちょうど、村長さん、ホテルのオーナーなどが、カステルメッツァーノ観光化のミーティングを行っているトコロだったらしい。
こちらが調査で来ている旨を伝えると、とても具体的な提案をしてくれて、有難い事この上なし。
村長とのパイプまで掴めたよ、ウホホ。収穫でかいわ!
レストランのシェフ(元気印な女性のシェフ)がホテルの部屋やレストラン、見晴らしの良いテラスを案内してくれる。
シェフが
「私の母は、腕の良い料理人で、日本からも取材に来たのよ」
と胸をはる。
こんな所にまで、取材に来る日本の雑誌ってスゴイな!と驚いてしまいましたわ。

シェフが日本の雑誌を持って来てくれた。
日本語が読めないから、どんな風に書かれているのか、翻訳して欲しいとの事。
記事を読んで見ると。。。
伝統的ルカーノ料理のレストランで、「バジリカータ州にある最高のルカーノ料理レストラン賞」に輝いた。素晴らしい料理人(シェフのお母さん)の小さな手から生み出されるホッとするようなあたたかい料理が・・・・。
というような、大絶賛な内容だった。
それをにゃおりんぐがつたない英語とイタリア語でなんとか翻訳した。
「うんうん」、と聞いているシェフの顔が誇らしげで、とってもステキでしたわ。
きっとシェフは嬉しくなって、テンションが上がったのだと思う。
「マンマを連れてくる!」と言って、窓から
「マンマーー!マンマー!!」 と叫ぶ。
ホテルの隣の家屋のベランダに顔を出すおばぁちゃん。
「日本の人が来てるのーー!こっち来てーー!」
わざわざ、おばぁちゃんが来てくれた。

おばぁちゃんはとっても小さくて、カワイイ、人が良さそうな笑顔が印象的でした。
「ありがとう」と言って、握手を交わすと、肉厚な、働き者の手をしていましたわ。
シェフから「伝統的ルカーノ料理のレシピ本 日本語版」をプレゼントして頂きました!
突然、訪問した私達になんて手厚い案内をしてくれる事か!感動!
この村は、ほんっとに村人が全員イイ人で、感動でした。
★☆★
ルカーノって?? 」★☆★
★☆★ 古代民族ルカーノ人はバジリカータ州のこの地域の事をルカーニアと呼ん ★☆★
★☆★ おり、今日もなおバジリカータ州の人々は自らをルカーノ人と定義し、歴史 ★☆★
★☆★ との深い関わりを示しているそうです。 ★☆★