2017年 05月 02日 ( 1 )

「白カビチーズ」の最高峰は、「カマンベール・ド・ノルマンディー」だと言えましょう。
にゃお氏がおフランスで買って来てくれたのは、こちら。



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あーー!!
カマンベール・ド・ノルマンディーじゃないじゃーん!
どうやら、どどーんと書かれている「BIO」の文字に惑わされてしまったようです。

ワタクシが作成するお土産リストと言う名の「指令書」
その通りにオツカイが出来るにゃお氏なのに、珍しい。



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「カマンベール・ド・ノルマンディー」と名乗れる物は、
「無殺菌乳を使う」と言う基準があり、
これは、伝統的な製法を守る上で、最も重要であり、最も困難な基準なのだと思います。

牛さんからミルクを頂いて、製品になるまでに、雑菌混入のリスクがつきまとう。
その間、15回もの分析検査を受けなければならないのであります。
当然、チーズにそのお値段が反映しますよね。


そこで、コストも抑えられ、安定した製品作りが出来る「殺菌乳」で作ればイイじゃないか
と言い出す会社も出て来るワケですね~。
(それらの一つに、このメーカーがあります)

でも、そこは、さすが!フランスの素晴らしいトコロ!
その要求を「バシッ!」と却下!!


「無殺菌乳で造られたものだけがカマンベール・ド・ノルマンディーである」
一刀両断にしたのです。



そして、このメーカーらは、原産地呼称統制の認可を返上し、
「カマンベール・ド・ノルマンディー」の生産を中止したワケです。

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ここまでだったら、ワタシ的に、
それぞれの会社の方針があるのは当然だと思うので、
コストの掛かる無殺菌乳で作らなければならない
「カマンベール・ド・ノルマンディー」の生産を中止し、
殺菌乳を使って普通に「カマンベール」を作る道に進むことは良いと思うのです。


ただ!
ですね!

このメーカー、世の中の流れが本物志向に傾いてくると、
再び、無殺菌乳での「カマンベール」の生産を再開します。

どうですか、この、
しれっと、「うち、昔から、やってますねん」って感じ。



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なんとなく、節操の無さを感じてしまうのは、ワタシだけかしら。
キノコのかほりの向こう側に、「オカネ」のかほりを感じてしまうのでした。


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by miccahang | 2017-05-02 12:26 | ・フランスのチーズ達 | Trackback | Comments(2)

チーズとワインと海外旅行


by micca
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